中世物語


■漫画

「花笈(はなおい)ノ記」 第一話 (24P)

応仁の乱(1467-1477)より十数年後。
下剋上で国を追われた武士・柚木新左衛門は、諸国をめぐる猿楽一座「花笈座」の一員となる。
玄人役者は大夫(たゆう=座長)だけ。
謎めいた稚児・夢若丸、僧や百姓など、身分や境遇もさまざまな座員たちがひとつにするのは、
荒廃した世を芸能の光で照らしたいという一途な思い。
彼らひとりひとりが、乱世に傷を負っていた。

日本が世界に誇る古典芸能・能楽が、まだ形式も定まらず、「現代劇」だった頃の物語。
※この物語はフィクションです。


「鳴動」 (3P)

以前『鳴動する中世』(笹本正治著・朝日選書)という本を読み、自然現象にこの世ならぬ存在からの
メッセージを受け取る中世人の感覚、混沌とした不思議さに惹かれて描いた作品。

「夢」 (8P)

中世の人々にとって、睡眠中に見る夢とは?
何かに迷った時、お寺に何日も、何ヶ月も泊まりこんで夢を待つ…


■絵物語

お伽草子「あしびき」第一部

室町時代の古典「お伽草子(おとぎぞうし)」より、稚児物語の名作「あしびき」を絵物語化中。